RDD2026 Study tour に行ってきました
2025年8月7日 10時09分RDD2026 Study tour に行ってきました
8月5日(火)に、埼玉県飯能市に新しくオープンした重度の障害を持つこどもと家族の支援施設を訪問し、施設見学や運営スタッフの方とのディスカッションを行ってきました。Study tourは、RDD Japan事務局が中高生のために行っている事業で、昨年は東京大学のインクルーシブラボ見学に参加していろいろな発見があり、それが今年のインクルーシブ体験イベントにも繋がりました。
見学した施設は、こどものクリニック「つむぎ」を中心に、多機能型療育施設の「こより」、病児保育室「ひまり」、地域の情報や人々と繋がるあたたかい空間を提供する「ニモカカカフェ」です。クリニックには発達外来の他に家族支援外来があり、こどもがリハビリしている間に家族の心の相談もできました。また、カフェでは、おいしいラオス料理を食べながら情報交換したり、自身もスペシャルキッズのお母さんでもあるカフェスタッフが、家族のなにげない苦労話を聞いたりと、こどもも家族も安心してホッとできる空間が提供されていました。通常の3倍幅の廊下にはプレイコーナーが何カ所も設置され、トイレには大人二人が乗ることができるオムツ交換ベッドが設置された広大なスペースが確保されているなど、困難を抱えるこどもが「ダメ!」「ガマン!」と言われることがないように各所に工夫がありました。「こより」では病児と一緒に遊び、「カフェ」ではビン・ガイ(ラオス風焼き鳥)をいただきました。
ニモカカクラブ代表の和田芽衣さんが、10年間かけて地域と人をつないできた活動が、人口8万人の飯能市でもこんなすばらしい取り組みに繋がったのだと思うと、酒田市で活動する私たちも、自分たちができることをもっと考えようと決意を新たにしました。
(ニモカカクラブのFacebook
https://www.facebook.com/nimokakaclub/?locale=ja_JP)