RDD講演会(Webinar)2本を実施しました
2025年1月16日 17時03分RDD講演会(Webinar)2本を実施しました
1本目は、1月10日(金)に講師として先天性ミオパチー当事者の古川結莉奈さん(小6)とお母さんの綾子さんです。
体を起こすこともできず、人工呼吸器や胃ろうチューブをつけています。腕も大きな力を出すことができずPCのキーボード操作もほとんどできません。しかし、そのようなひとのために開発された特殊なピアノやキーボードを使って、オーケストラとともにサントリーホールで「第九」を演奏したり、自分で作ったバーチャル空間でアバターとなって遊んだりしています。Webinarでは、参加者の高校生に一緒にWebゲームで遊ぼうと呼びかけていました。お仕事として自分がつくっているアバターの販売もしています。
テクノロジー活用により、RD当事者もできることはたくさんある。そしてそれを可能にしているのは、さまざまなものを開発し供給しているひとがいるからだと気づかされました。
2本目は、1月14日(火)に、製薬スタートアップ企業のリベラサスプセラピューティクス株式会社代表取締役CSOで神経性難病に関わる創薬研究者の 辻真之介さんに講演していただきました。
ビジネスとしての創薬の仕組みと困難さについてのお話しでしたが、それ以上に研究のおもしろさや新薬開発への情熱が伝わってくる内容でした。大企業の創薬開発とベンチャー企業での研究との違いや、日本と海外との研究環境の違いなど、最先端の現場で活躍するひとならではのお話しをきくことができました。
今回のWebinarはRDD委員以外の一般生徒の参加もあり、多様な視点での質疑応答が行われとても有意義な講演会になりました。