課外探究(インクル)からのお知らせ

課外探究(インクル)自然科学コース③を実施しました

【 課外探究(インクル)自然科学コース③を実施しました 】

 

 729日(水)課外探究(自然科学コース)③を実施しました。研究室所属の大学院生の皆さまから上名川演習林に仕掛けた自動撮影カメラを回収していただき、どのような野生動物が写っているか分析と考察を行いました。サル、クマ、イノシシ、ハクビシン、カモシカ、ウサギ、テン、リス等々、想像以上の種類と頭数を確認することができました。また、撮影したデータを基に、頻度の多さや昼夜別、設置場所ごとの依存性など、あらゆる観点からデータ解析を行い、そこから考えられることについてまとめを行いました。

 データ(エビデンス)を基にして考察するという活動は、普段の授業ではなかなか経験できないものでした。ですが、今回の課外探究をきっかけに、野生動物の研究をさらに深めてみたいと感じてくれたら…、そんなワクワクが止まらなくなりました!

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課外探究(インクル)社会科学コース③を実施しました

【 課外探究(インクル)社会科学コース③を実施しました 】

 

 724日(金)夏季休業初日でしたが、課外探究(社会科学コース)③を実施しました。①②で学んだデザイン思考の活用、フィールド調査等を通して、自分たちなりに検討した課題解決の方策をプレゼンテーションするというやり方でそれぞれ形にしてみました。アイデア段階のものから、ひょっとしたら…実現可能なものまで様々な発表に触れることができました。当日は、東北公益文科大学の青木先生をはじめ、酒田市松山地域おこし協力隊の齋藤様、松嶺コミュニティ振興会の後藤様、酒田市地域創生部地域みらい創生課の菅原様、酒田市地域おこし協力隊の小栗様、そして、生涯学習施設「里仁館」館長の冨士様をお招きし、皆さまより講評やアドバイスをいただきました。今回の課外探究をきっかけに、何かを実現させることができたら…、もしかしたら何か変わるかもしれない…、そんなワクワクが止まらなくなりそうです!

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課外探究(インクル)社会科学コース①②を実施しました

【 課外探究(インクル)社会科学コース①②を実施しました 】

 

 630日(火)酒田市松山地区にて、課外探究(社会科学コース)②を行いました。社会科学コースでは「人口減少社会における観光・まちづくりについて考える―酒田市松山地区のフィールド調査から―」をテーマとし、東北公益文科大学の青木教授をお招きして活動に取り組んでいます。自然科学コースと同様に①は69日(火)に実施し、デザイン思考の手法について学びました。①では各班でペルソナ(具体的なユーザー像)を設定し、今回の②で設定したペルソナのニーズについてイメージを深めるべくフィールド調査を実施しました。普段の授業では得られない経験をもとに、探究活動をこれまで以上に広げてくれるだろうと期待しています。

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課外探究(インクル)自然科学コース①②を実施しました

【 課外探究(インクル)自然科学コース①②を実施しました 】

 

 614日(日)山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター上名川演習林にて、課外探究(自然科学コース)②を行いました。令和8年度の自然科学コースは「野生動物を調べてみよう:自動撮影カメラを用いた哺乳類調査」をテーマとして、山形大学農学部の斎藤教授をお招きして活動を行っています。①は69日(火)に講義形式で実施し、14日に調査のためのカメラ設置に向かいました。林道や河川流域などにカメラを設置し、約1ヶ月間、野生動物の姿を追いかけます。どんな野生動物が生息しているのか、そして、どんな道を利用しているのか、今からデータ解析が楽しみです。

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~酒田西高 課外探究(インクル)とは~

 課外探究は全3回という短い期間ですが、探究の「もと」となるような疑問の掘り起こしを体験するプログラムです。令和8年度は、社会科学コース(主に文系向け)と自然科学コース(主に理系向け)の2コースを設置し、さまざまな課題に対して多角的な視点で考え「生徒自ら体験する」ことを目的としています。

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酒西インクル医療系コース報告

【 酒西インクル医療系コース報告 】

 

酒西インクル:探究学習におけるゼミ活動を補完するものとして、生徒の多様な進路志望実現のために必要な知識やスキルを、ワークショップやフィールドワーク等の体験的な活動をとおして身につける機会とする課外の探究学習活動

 

今年度のテーマは、メンタルヘルスを切り口に個人の生活課題、社会的課題やそれらを生じさせる構造・状況等に「自らが」何ができるかを探り、「自分事」の課題と捉え、自らのヘルスケアを考える機会とすることです。

1回目の917日(火)は支援員さんと当事者さんのお二人を学校にお迎えし生徒45名がお話を伺いました。数多くの当事者さんに関わった支援員さんの経験から得られたこと、また、自らの課題に取り組む経緯や様子を丁寧に説明してくださった当事者ご本人の言葉を、みなメモを取りながら食い入るようにお話に聞き入りました。

2回目の1019日(土)は、今回コーディネートしてくださった東北公益文科大学の先生方や学生をお迎えし、このテーマをさらに深めたいと希望した12名がグループワークを進めました。小テーマとして「発信」「支援」「仕事」「理解」「家庭」「治療」に分け、KJ法で深めながら最後に各自のアクションプランにまとめました。

参加者の言葉を紹介します。

 

参加者の言葉(12組佐藤彩美さん)

Q.今回どうして参加してみようと思ったのでしょう?

1回目のインクルに参加して、当事者さんのお話を聞いて、もっと得られるものがあると感じたので、参加を申し込みました。今回のテーマがメンタルヘルスということも聞いていたので、私自身看護師を目指す上で11人の患者さんの不安を和らげる力に繋がるんじゃないかと考えました。

Q.今回参加してどんな学びがありましたか?

たくさんあるんですが…障害などに偏見や差別があることに対して、家族はもちろん関わる人が当事者さんの話を良く聞いて、相手の気持ちを理解することが重要なんだとわかりました。また、小中学校では特別支援学級など私の身近にも当事者さんがいたのに、関わりが少なかったことに気づきました。今後は、ボランティア等に参加することで、私自身当事者さんと関わる経験を増やしていきたいと思います。

Q.アクションプランも立てていましたが、今後どんなことを実行していきたいですか?

私自身、当事者さんのより過ごしやすい環境づくりに貢献したいと思っています。子供や中高生など若い当事者さんの気持ちには、同じ年代の私たちの方が寄り添いやすい部分もあるんじゃないかと思います。公益大の学生の方から放課後デイサービスなど、施設の話も伺ったので、まずは関わる機会を作っていきたいと思います。

Q.最後に、参加してみて周囲の人に伝えたいことがあれば教えてください

今回参加してみて、自分の意見を自由に共有できる場がとても大切だと思いました。正解のない問題だからこそ、みんなと意見を出し合いながら今後に繋げていける感じが楽しかったです。今後もっと色んな人の意見や考えに触れてみたいと感じました。

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酒西インクル自然科学コースを実施しました

【 酒西インクル自然科学コースを実施しました 】

 

 8月26日(月)、9月23日(月)、9月24日(火)にわたって、山形大学農学部より堀口健一教授をお招きして酒西インクル(自然科学コース)を実施しました。今年度は「身近な畜産物について -様々な視点から見てみると-」というテーマで実施し、1年次生6名、3年次生4名の計10名が参加しました。高校の学習では触れることがない畜産分野の講義をお聞きできただけでなく、実際に高坂農場を訪問させていただき、ウシを間近で観察することができました。また、食味試験や脂肪の融点測定など大学で行う実験も体験することができ、私たちがふだん主観的に判断しているものについて、データを基に客観的に説明できるようになるなど、新たな体験・発見が多くありました。今回の経験を基に、これからの探究活動に活かせるようにしていきたいと思います。

 

酒西インクル:探究学習におけるゼミ活動を補完するものとして、生徒の多様な進路志望実現のために必要な知識やスキルを、ワークショップやフィールドワーク等の体験的な活動をとおして身につける機会とするもの

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酒西インクル③(自然科学コース)を実施しました

 【 酒西インクル③(自然科学コース)を実施しました 】

 11月22日(水)、山形大学農学部の学生4名にお越しいただき、研究内容についてのポスターセッションを実施しました。研究内容について詳しく、時には黒板を使って高校生にも分かりやすいように説明していただき、とても勉強になりました。

 グリーンインフラをテーマとして学習してきた自然科学コースですが、そこから派生して様々な研究テーマが生まれていることにも気づかされました。ものの見方について、多角的に捉えることや先入観をもたずあらゆる可能性について考えを巡らせることなど、探究的な活動の基本について体感することができました。これから何を目指してどのように「動く」のか、生徒の成長した姿が期待されます。

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2023「酒西インクル(医療コース)」第1回が行われました

2023「酒西インクル(医療コース)」第1回が行われました

 

9月12日、酒西インクル医療コース第1回「希少・難治性疾患(RD)を知ろう」が行われました。第1回目は、オープニング講義として、山形県難病・障がいコミュニティ「にじいろ」代表の梅津真由美氏より「病気と共に生きる」のテーマで講演していただきました。当事者の立場から、病気のこと、社会のこと、そして患者交流の場としての「難病カフェ」立ち上げから現在まで、幅広くお話ししていただきました。前RDD in 酒田西実行委員長による4年間の委員会活動報告の後、RDDJapan事務局の西村由希子氏・江本駿氏よりRDについての意識調査結果や社会問題としての現状をご紹介いただきました。第2回目は、RDについて深く知り、自分にもできる活動について考えるワークショップを行います。第3回目は、その成果をプレゼンする予定です。

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今年度の「酒西Inq.L.(インクル)」スタートしました

今年度の「酒西Inq.L.(インクル)」スタートしました

 

本校の特色の一つである「酒西Inq.L.」が9月5日(火)に実施されました。「酒西Inq.L.」は、探究学習におけるゼミ活動を、広く深く進めていくことを希望する生徒が、大学や専門学校等の協力の下で体験的に学ぶ場として、2年前から行っている事業です。この日は、社会科学系コースに90名、自然科学コースに50名の生徒が参加しました。

社会科学系コースは、東北公益文科大学の温井 亨先生によるオープニング講義で、「観光・まちづくり」について、海外の例も交えてお話しいただきました。今後は、10月に村上市でのフィールドワーク、11月にプレゼンテーションを行う予定です。

自然科学コースは、山形大学農学部の菊池俊一先生による「グリーンインフラ」についての講義でした。庄内砂丘のクロマツ林や鶴岡市での森づくり活動などの身近な例を挙げながら、分かりやすくお話しいただきました。10月には演習林でタイプの異なる森林を使って毎木調査を、11月には大学院生とポスターセッションを行います。

912()には、医療系コースが行われます。内容は、「希少・難治性疾患」について、当事者さんのお話や支援NPO代表の講演などです。今後は酒田看護専門学校のご協力をいただきながら、10月にはワークショップを、11月にはプレゼンを行う予定です。

10月、11月の様子もHPに掲載いたします。

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2022年第1回酒西インクル報告

令和4年5月23日(月)放課後、酒西Inq.L.各コースの第1日目企画が行われました。多様化する現代社会の諸問題について、広い視野と深い観点を持って考える機会となりました。

 医療コースでは、講師として日本海総合病院のがん支援相談員や東北公益文科大学教員、荘内病院の緩和ケア科医師を迎え、がんと緩和ケアについての講演とトーク。自然科学コースでは、本校OGの農学部学生や若手農業者による農業経営やスマート農業についての講話と、山形大学農学部教員を交えた鼎談。社会科学コースでは、マーケティングの視点からの東北公益文科大学教員と酒田市役所職員による講義でした。

130名程度の希望生徒が参加し、質疑応答を交えながら、難しいテーマにも積極的に取り組みました。

 次回は、6月13日(月)放課後に、地元企業経営者による鼎談や講演、ワークショップなどを行います。この2回の活動を踏まえ、7月には農学部や公益大で休日1日を使ってフィールドワークやワークショップで探究を深める活動を行う予定です。

2021年以前の酒西インクルの取り組み

2021.06.30 酒西Inq.L第3回が行われました。

医療コース第3回は、「連携・協働とヘルスマネジメント」というテーマで開催されました。

前半は、地域医療連携推進法人日本海ヘルスケアネット代表理事の栗谷義樹氏をお迎えして、「ヘルスマネジメントを医療者の立場から」の演題でご講演をいただきました。1時間の講演に100枚以上のスライドを使った非常に濃い内容のお話でした。栗谷理事長からは、多くの人々と関わることや物事を進めるときの決断力の大切さをメッセージとしていただきました。

後半は、全3回のInq.Lをコーディネートしていただいた東北公益文科大学の鎌田剛准教授より「地域との連携・協働とセルフマネジメント」について総括していただいた後に、全員が自分ゴトとしての「マイプロジェクト宣言」を起草しました。

以下は、その例です。

「酒田に帰ってきて、医療者になる」

「医療者の母と、仕事について話す」

「家族と老後やエンディングノートについて話す」

「母の腰のために、1日2つは家事を手伝う」

しっかり、自分ゴトとした上で、具体的な行動を宣言してくれました。

 

社会科学コース第3回は、「多様性が進行する社会にどう向き合っていくか」というテーマで開催されました。

前半は、東北公益文科大学から玉井雅隆准教授と酒田市内の若葉旅館から矢野慶汰専務取締役をお迎えして鼎談が行われました。玉井准教授からは、度胸を持って未知の世界に飛び込んでほしいとのメッセージを本校生にいただきました。世界153か国を訪れている矢野さんからは、知的好奇心を持って、できるだけ多くの国(特に貧しい国の様子)を自分の目で見ること、それによって多くの感動を得てほしいとのメッセージを本校生にいただきました。

後半は玉井先生の講義で、「問題解決のための探究する姿勢」というテーマのもとに、「探究する」ことと「学ぶこと」、「論理立てて考えること」、「帰納法」と「演繹法」などについてわかりやすく説明してくださるとともに、探究学習におけるアンケートの取り方についての具体的な方法などについて、わかりやすく講義をしてくださいました。

 

 

自然科学コース37名は「工学技術で身体の動きを支援する」と題し、

株式会社バイタルネットの小野博幸様から講義をいただきました。

 

バイタルネットさんは医薬品・医療機器の卸会社で、

CYBERDYNE株式会社が製造している「HAL」を扱っています。

 

HALは身体に装着して、動きを支援してくれるロボットです。

人間が身体を動かそうとするとき、脳から筋肉に対して電気信号が送られます。

HALはこの微弱な電気信号を感知して、各関節のパワーユニットを動かします。

人間の意思と連動するサイボーグ型のロボットということになります。

 

今回は本校に介護支援用の腰タイプと、単関節タイプをお持ちいただき

生徒に体験をさせてもらいました。

 

腰タイプは重いものを持つときに、腰への負荷を軽くするタイプのHALです。

電極が本体に埋め込んであるので、装着者に貼る必要がありません。

体験した生徒も、HALのアシストを実際に感じ驚いていた様子でした。

 

単関節タイプは、ひじの曲げ伸ばしで体験させていただきました。

こちらは5つの電極を貼り付けて、電気信号をキャッチするタイプでした。

3人の生徒に体験してもらいましたが、

制御がうまくいく生徒と、なかなか思う通りに制御できずに大変な生徒がいました。

 

周囲から見ていると、思い通りに制御できないこともある、ということが、

逆に、本当に機械が人間の意思を読み取っているのだ、という理解につながったよう

です。

 

大変貴重な機会をご提供いただきました。

バイタルネット様、小野様、ありがとうございました。



2021.06.13 酒西Inq.L 第2回が行われました。
午前中は「多文化共生とマイノリティについて」という演題で、東北公益文科大学の玉井雅隆准教授より講義が行われました。その中では「国際社会の現状」について、世界の現状についての具体的な情報や、過去の日本と比較する中でわかりやすく説明してくださいました。また、「多文化共生とは」ということについて、ヨーロッパの成功例や、日本の神戸や大阪を例としながら、実は多文化共生とは以前からあったということをわかりやすく説明してくださいました。

午後は、ゲーミングによって国際理解を深める活動をしました。

一つ目のゲームは、一人ひとりに渡された役割カードに一つだけ書いてある、世界中の様々な言語のあいさつをしながら自分の仲間を探すというもので、役割カードの枚数の割合は、実は各言語を話している人口の割合に対応して用意されていました。

最後には、「世界はなんと不平等なことか」というテーマで、アメリカ、日本などの先進国、インド、フィリピン、タイなどの発展途上国、カンボジア、ナウルの後進国に分かれてのゲームを行いました。それぞれの技術力、資金、資源に応じた格差のある状態から始め、製品を製造したり、他国と様々な交渉をしたりして、最終的な売り上げを競うゲームでした。

他国との交渉において優れた交渉力を発揮して、発展途上国ながら上手に自分が有利になるように交渉して大勝ちした生徒もいました。楽しみながら国際理解を深める活動でした。

 

医療系の第2回は「ヘルスケアを自分ゴトに」というテーマで、高校生にとって身近とは言いがたいヘルスケアやヘルスマネジメントをいかに自分ゴトとして捉え、どう関わることができるかを考えるワークショップです。最初は、ヘルスマネジメントについて、医療や福祉だけではなく多方面からの関わりを知るために、NPO法人元気王国理事長の佐藤香奈子氏と株式会社タニタヘルスリンクの田鎖祐子氏より、酒田発ヘルスケアビジネス創出プロジェクトなどへのNPOや企業としての関わりをご紹介いただき、ビジネスの側面に触れることができました。

この日のメインの活動は二つのワークショップです。東北公益文科大学の鎌田剛准教授のご指導の下、具体的なビネットを使った“マンダラチャート”で多様な問題点をあぶり出し、その解決に向けて自分ができるプロジェクトを考える“プロジェクトマネジメント” を鎌田ゼミの学生さんも交えて行いました。超難関のお題に四苦八苦した生徒達でしたが、これこそが答えの出ないことに挑む探究学習そのものでした。

★令和3年5月21日(金)酒西Inq.L(さかにしインクル)第1回が行われました。
本校ででは、生徒の探究活動における「ゼミ活動」をより深め、多様な進路実現のために必要な知識やスキルを身につけるために、「医療系」「自然科学系」「社会科学系」の3つの分野で専門の方々に来てもらい、お話を聞いたり、体験する機会を設けております。地元で活躍する専門的知識を持った方々と触れ合い、生徒の探究意欲を高めるのに、効果的な活動と考えております。

自然科学コースでは、山形大学農学部から松山裕城先生にお越しいただき、「スマートテロワール」についておはなしを頂戴しました。

庄内で採れた作物を飼料にして、庄内で豚を育て、庄内で加工し、庄内で販売する、というスマートテロワールですが、その意義について私たちにも分かる平易な言葉で説明していただきました。

また、実際の取り組みの中で出てきた課題と、それをひとつずつ解決していく過程について具体的に語っていただいたおかげで、新しい取り組みを立ち上げる際のワクワク感を共有することができました。

農学の懐の広さと、学問が社会を変えていく様子を知ることができ、視野が大きく広がりました。


医療コースでは、鶴岡食材をつかった嚥下食を考える研究会の瀬尾利加子さんと、湯野浜うしお荘支配人の延味克士さんより、オープニングの事例紹介をいただきました。通常の嚥下が困難な人たちでも、食を楽しみ生きる目標を持つことがいかに大切か、そのために多くの人々が関わり合い、自分ができることを出し合うことが、いか

に大きな力を生み出すか語っていただきました。その後、医療法人健友会の佐藤裕邦さんより、ヘルスケアやヘルスマネジメントについて、公的サービスやビジネスと絡めながら、安心して生きられる社会の実現のために求められる態度や自分ゴトとする姿勢について、落語家顔負けの楽しい語り口で問題提起していただきました。
次回のワークショップでの探究が、より広がり深まるきっかけになるお話でした。



社会科学コースでは、酒田市役所から地域創生部地域共生課の守屋純さん、余語美香さんに加え、酒田市在住の田賀ロエナさん、ガンバリーニ・ピエールさんをお迎えして「酒田市における多文化共生について」をテーマに開催されました。
地域共生課のお二人の方には酒田市に暮らす外国人の状況と市の取り組みについて、田賀さん、ピエールさんにはそれぞれ母国のフィリピン、フランスのお話と日本に暮らすことになった理由や苦労についてお話をお伺いしました。生徒は、グローバルな感覚を身近に感じることができたという感想が多く、お話の後も、田賀さん、ピエールさんには「日本の好きなお菓子、母国の好きなお菓子」についてなど、積極的に質問が出ました。